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筑後川河口の流れを守る潜堤
ちくごがわどうりゅうてい
筑後川導流堤
大川市、佐賀市川副町

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:福岡県大川市
佐賀県佐賀市川副町 筑後川河口
●完成年:1890年(明治23年)
●設計者:ヨハネス・デ・レーケ
●施工者:不明
●管理者:福岡県
●文化財指定等:土木学会選奨土木遺産
●延長:6,527m
●幅:6m(張石部)、11m(捨石部)
●形式:石導流提(空積、捨石)

新田大橋から上流を望む


導流堤の端部

導流堤の表面状況

新田大橋から下流を望む
遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 導流堤、通称「筑後川デレーケ導流堤」は、航路の改良を主目的として、蘭人技術者デ・レーケ(1842~1913年)の設計により、築かれた土木施設です。当時の明治政府により、筑後川全川にわたる根本的な改修の要望を受けたものです。
導流堤は、川の流れを速めることで河口付近での土砂の堆積を防ぎ、航路を維持するために築かれたものです。この導流堤は、有明海の入り江までの延長約6.5kmに渡って築造され、現在も、航路の維持の役割を果たしています。
導流堤は干潮時だけ姿を現し、満潮時は水面下に隠れてしまいます。
交通アクセス
九州自動車道 八女ICから一般国道422号、市道を経て車で約30分。

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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