一般社団法人 九州地域づくり協会
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きたかわちはし
北河内橋
北九州市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:福岡県北九州市八幡東区
●完成年:1927年(昭和2年)
●設計者:沼田 尚徳(官営八幡製鐵所)
●施工者:官営八幡製鐵所
●管理者:北九州市
●文化財指定等:
●径間18.8m
●幅員12.9m
●形式:鉄筋コンクリート(RC)造のシャイベアーチ橋

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 北河内橋は、北九州市八幡東区の河内貯水池に架かる橋で河内5橋(北河内橋、中河内橋、南河内橋、猿渡橋、水無橋)と呼ばれる橋のひとつです。河内貯水池は、1919年(大正8年)に着工され、八幡東部を貫く板櫃川の渓谷を堰止め、430万円という当時としては巨額の費用と、延べ90万人という多大な人力、そして8年という歳月を費やし1927年(昭和2年)に東洋一のダムとして竣工しました。 北河内橋は、この間の1921年に竣工し、径間18.8m、幅員12.9m、鉄筋コンクリート打放しのカンチレバーアーチ橋で、橋長方向にアーチ状のシャイベ桁が3枚架けられ、これで、スラブを支える構造となっています。
1988年に2車線に拡幅され、拡幅部分もRCアーチ橋となっています。県道62号線北九州小竹線の現役の道路橋として利用されています。貯水池の南側には、2006年に国の重要文化財に指定された南河内橋(めがね橋)が架かっています。
河内貯水池一帯は北九州市の桜の名所で、近代土木遺産が集中しており、ヨーロッパの古城を思わせる石積みのダム堰堤や美しい道路橋群「河内5橋」および、水路橋及び歩道橋群、亜字池と呼ばれる暴気処理池、附属建屋群など、北河内産の石を色々な形で適用し、橋・建物等のデザインに工夫を凝らした、一大野外芸術群を創出しています。
交通アクセス
JR八幡駅から西鉄バス田代行きに乗り、河内小前で下車

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