一般社団法人 九州地域づくり協会
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はらづるぶんすいろ
原鶴分水路
朝倉市
樋門・水路

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:福岡県朝倉市杷木(筑後川・分水)
●完成年:1979年6月(昭和54年6月)
●設計者:建設省筑後川工事事務所
●施工者:不明
●管理者:国土交通省筑後川河川事務所
●文化財指定等:
掘り割り水路
●延長:3,300m
●幅:115m

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
  戦後、筑後川の治水・利水を語る上で欠かせないのは1953年(昭和28年)6月の梅雨前線豪雨です。この時は筑後川上流で500mm以上の豪雨が降り注ぎ、久留米市を始め筑後川流域は有史以来最悪の水害を蒙りました。中流部の夜明地点では、建設中の夜明ダム(重力式コンクリートダム、15.0m)は、両岸が激しい水流によって崩落し、ダム決壊という事態を招きました。
建設省(現国土交通省九州地方整備局)では、1957年(昭和32年)「筑後川水系治水基本計画」を策定し、この中で多目的ダムによる洪水調節を図るために筑後川本川(大山川とも呼ばれる流域)に松原ダム、左支津江川に下筌ダムの建設にかかり、1973年(昭和48年)に両ダムは完成しました。又、中流部においては1961年(昭和36年)より千年分水路・原鶴分水路・大石分水路の「三大分水路」の建設が着手され、1979年(昭和54年)に事業が完成しました。
現在は、洪水被害軽減などに大きな役割を果たすとともに、各種のイベント空間として温泉など地域資源と一体となった活用がなされています。
交通アクセス
JR浮羽駅から3.1km 車で8分
大分自動車道 杷木ICから3.1km 車で5分
西鉄バス(地方路線)バス停:原鶴温泉から徒歩で1分

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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