一般社団法人 九州地域づくり協会
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おおたにがわずいどう
大谷川隧道
唐津市
トンネル

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:唐津市大字千々賀 大谷川、徳須恵川
●完成年:1911年(明治44年)
●設計者:坂本多作・石井亀吉・真木定夫
●施工者:不明
●管理者:佐賀県
●文化財指定等:
【三心円アーチの河川トンネル】
●延長:92.22m
●入口内空高:2.4m
●入口底盤幅:2.745m
●入口側壁高:1.18m

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 1900年(明治33年)の耕地整理法の施行に伴う大谷川の付け替えの河川トンネルで、山裾を迂回する大谷川を最短距離で徳須恵川につなぐ、珍しい鳥居形のポータルです。当時、この地区は出水による耕作地被害が頻繁に起こっており、徳須恵川の直線化や大谷川、山田川の付け替えが行われました。
隧道は煉瓦巻立の三心円アーチ構造で、出口側側壁高は入口に比べて20~30cm低くなっています。使用されている煉瓦の色は、赤紫に近く、比較的高温で焼かれたものとみられています。
交通アクセス
・JR唐津駅から車で約20分
・昭和バス宇の木バス停より徒歩約5分
・駐車場は上流側農道の横
・JR唐津線山本駅から徒歩約30分

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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