一般社団法人 九州地域づくり協会
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はまぐりすいどう
蛤水道
吉野ヶ里町
樋門・水路

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町 蛤岳
田手川
●完成年:1626年
●設計者:成富兵庫茂安
●施工者:成富兵庫茂安
●管理者:吉野ヶ里町
●文化財指定等:
●水路
●延長:1260m
●幅:約1.3m
●高さ:約1.0m

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 蛤水道(はまぐりすいどう)は、江戸時代初期に鍋島藩家老の成富兵庫茂安が脊振山系の中腹に築いたもので、それまで福岡側へ流れていた大野川の水をため池に貯め、約1560mの長さの水道を作り、佐賀県側へ流れる田手川へ導水したものです。途中に数カ所の野越しと呼ばれる横越流堰を設け、余った水は福岡県側へ流れ落ちる仕組みとなっています。九州自然歩道の永山峠が蛤水道の落ち口であります。水道の途中には成富兵庫茂安の水功碑が祀ってあります。
この水道は、当初は石造りでしたが、現在はコンクリート製で長さ約1kmとなっています。
毎年、5月上旬に三田川町・東脊振村(2006年に合併して吉野ヶ里町)が付近の清掃を兼ねて「兵庫祭り」を行い彼の偉業を称えています。
交通アクセス
・長崎自動車道東脊振ICから坂本峠まで車で約10分
・九州自然歩道を永山峠まで徒歩で90分
・JR吉野ヶ里駅より車で30分で道の駅千坊館、蛤岳横断線からほけ谷橋経由で坂本峠方向へ約2kmで永山林道入り口。徒歩約1時間で蛤岳登山道入り口。水道に沿って約400mで水源。
・駐車場は無し、2台程度なら路肩駐車可能。

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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