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せふりめがねばし
脊振眼鏡橋
神埼市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:神埼市大字広滝字河の内(城原川)
●完成年:1891年(明治24年)
●設計者:不明
●施工者:不明
●管理者:神埼市
●文化財指定等:神埼市重要文化財
一連石造アーチ橋
●橋長:20m
●橋幅:6m

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 有名な眼鏡橋が多数残っている福岡、長崎、熊本と比べて、これらの県に挟まれた佐賀には石造アーチ橋の数が非常に少ない。これは、佐賀平野は広い範囲にわたって軟らかい有明粘土の厚い層に覆われているため、上部のアーチ部分とこれと同規模の基礎からなる重い石橋を支えるには、不向きな土地柄によるものといわれています。
脊振眼鏡橋は、佐賀県では少ない石造アーチ橋のひとつで、神埼市の吉野ヶ里遺跡から、北の脊振連峰に向かう県道21号線沿いの城原川に架かる石造アーチ橋です。明治の中期、脊振峡県道工事に伴って建設され、1891年に竣工しました。
多くの橋が流失した1907年の城原川の大水害にも耐え、三瀬、脊振の山内地区の産業開発に貢献してきましたが、車両の大型化と交通量の増大に伴い1978年に新橋が建設され、主要道としての橋の役割を終え、市道の一部として活用されています。
両岸の岩盤に根をおろし、深山渓谷に建つ姿は、現代的アーチ橋とひと味異なる趣を与えており、2009年に神埼市の重要文化財に指定されています。
竣工してから100年以上経っていますが、石組もきれいで狂いも生じていません。橋からは3本の噴水が放出されるようになっており、春は桜、夏は魚釣り、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季を通じて利用され、地域のシンボルとなっています。
交通アクセス
・東脊振ICより車で約10分
・昭和バスの眼鏡橋バス停より徒歩1分
・駐車場の看板はあるが、旧道が駐車スペースとなっている。

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