一般社団法人 九州地域づくり協会
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きゅうらぎだむ
厳木ダム                                       唐津市
堰堤

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:唐津市厳木町広瀬(松浦川・厳木川)
●完成年:1987年3月(昭和62年3月)
●設計者:建設省厳木ダム工事事務所
●施工者:本体:鹿島建設(株)、清水建設(株)、(株)鴻池組
●管理者:国土交通省厳木ダム管理事務所
●文化財指定等:
●形式:重力式コンクリートダム
●堤高:117.0m
●堤頂長:390.4m
●堤体積:1,088,000立方メートル
●越流部標高:EL.218.0m
●非越流部標高:EL.222.0m
●集水面積:33.7km2
●湛水面積:0.42km2
●設計洪水位:EL.220.9m
●サーチャージ水位:EL.218.0m


遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 厳木ダムは、松浦川水系厳木川に松浦川総合開発の一環として、特定多目的ダム法に基づき洪水調節、利水、発電を目的として建設された多目的ダムで、昭和年代に建設された最後のダムになります。
 流域内の平均年降水量は2,000mmですが、冬季に少なく大半が夏季に集中し、河川流況は、不安定で豊水と渇水の差が極めて大きいことから大正年代から県事業として松浦川改修工事が進められてきましたが、昭和28年6月の大洪水を契機に、同36年より直轄事業として改修の促進が図られました。さらに昭和42年7月、同47年7月等の洪水及び流域の開発の進展にかんがみ、厳木ダム等上流ダム群による洪水調節を含めた工事実施基本計画が同50年に改正され、厳木ダムは、昭和48年度より実施計画調査に着手、昭和50年度より建設工事に着手し、昭和62年3月に完成しました。
 当ダムの特徴としては、流域面積が小さいことから中小洪水処理用として、中位標高にオリフィスを設置するなど、使用目的に応じた放流設備を配置し、非常用洪水吐は自由越流方式とし、その減勢は、導流壁により行い、副ダムでさらに減勢するという二段階減勢方式としています。さらにダム高 100mクラスのダムにおけるコンジットゲ-トとして、本邦で初めて摺動式を採用するなど、技術的にも特徴のあるダムとなっています。
 揚水発電は、上ダムの天山ダムと約3500mの水路トンネルで結ばれて電力供給を行っています。
 また、ダム湖は、地域の故事”さよ姫伝説”にちなんで”さよの湖”と名づけられ、整備された周辺施設は、地域に広く活用されています。


交通アクセス
・JR筑肥線唐津駅から南へ車で約30分
・多久ICから車で約15分
・JR厳木駅から徒歩90分
・道の駅「厳木」から徒歩約60分

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