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あざもずいどうほか いづはらちょうないのけんどうとんねるぐん
浅藻隧道他 厳原町内の県道トンネル群
対馬市
トンネル

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:長崎県対馬市 下県 巌原町  県道・巌原~豆酘~美津島線
●完成年:【浅藻隧道】1938年(昭和13年)、【安神隧道】1939年(昭和14年)、【久和隧道】1942年(昭和17年)
●設計者:不明
●施工者:不明
●管理者:長崎県
●文化財指定等:
【浅藻隧道】●延長:204.0m、●幅:4.5m
【安神隧道】●延長:226.2m、●幅:4.5m
【久和隧道】●延長:266.0m、●幅:4.5m
●形式:コンクリートブロックトンネル(コンクリートポータル)

浅藻随道の坑口


浅藻隧道の坑口

久和隧道の坑口

安神隧道の坑口
遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
  浅藻隧道、安神(あがみ)隧道、そして久和隧道の三つのトンネルは、軍事目的として陸軍が対馬に建設したもので、軍事施設(主に砲台)の建設や物資の運搬に利用されました。対馬は、国境の島として古くから国防の最前線でした。このことから明治、大正、昭和の戦前にかけて、軍は対馬の要塞化を進めていきましたが、この歴史の流れの中で建設されたトンネルです。今では主要地方道として県の管理下にありますが、戦前は、軍の機密事項として公にされていなかったといわれています。
トンネルの坑口は、「笠石に大きくて粗いデンティル風模様のついた統一的なデザイン」であり、一見して優雅、端麗な印象を受けます。当時は、付近の住民らをかり出して行った陸軍の直営工事であったはずですが、なお文化の薫りを留めた設計施工がなされているところに、当時の土木技術者の意気を見た思いがします。
交通アクセス
島外との交通手段は、対馬空港からの航空機、比田勝・厳原からフェリー、高速船が運航。

Googleマップへリンク(浅藻隧道)

Googleマップへリンク(安神隧道)

Googleマップへリンク(久和隧道)

※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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