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おかもとだいにちょすいち
岡本第二貯水池
佐世保市

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:長崎県佐世保市十文野町
●完成年:1901年(明治34年)
●設計者:不明
●施工者:国(旧海軍)
●管理者:佐世保市
●文化財指定等:土木学会選奨土木遺産
●延長:180m
●幅員:4.7m
●形式:土手

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 十文野のバス停から少し山手に入ると、山ふところに抱かれたようにして直径約50~60メートルほどの円形の貯水池があります。湧き水だそうで、この渇水期にもかかわらず、満々たる水をたたえ、水取口からはごうごうたる音をたてて水が流れています。
貯水池の周囲には木がうっそうと茂り、北側には数百本の桜の木がある。そしてそこにいま一つ、土堰堤の貯水池があります。下の貯水池と水脈がつながっているそうですが、この池はさすがに底をみせて、干ばつのきびしさを思わせています。
岡本貯水池は明治32年に海軍がため池を改造して造ったもので、佐世保では一番古いものです。以前はここから鉄管で矢岳の浄水場に導き、海軍構内に給水していましたが、市はその一部をもらって、一荷二銭の手数料をとって市民に給水しました。今も野中と堺木に残っている赤レンガの構造物は、その減圧井です。
交通アクセス
松浦鉄道の野中駅から徒歩で約5分

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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