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さいわいばし
幸橋
平戸市市役所前
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:長崎県平戸市市役所前  市道
●完成年:1702(元禄15年)
●設計者:不明
●施工者:平戸藩主松浦雄香
●管理者:平戸市
●文化財指定等:国指定重要文化財
●橋長:19.26m
●幅員:5.12m(1連)
●形式:石アーチ

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 幸橋は、平戸港近くの河口に構築された石造の高欄付単アーチ橋で、松浦公30代雄香棟が元禄15年(1702)に架けた石橋で、阿翁石(鷹島石)と呼ばれる玄武岩を用いています。26代法印鎮信が亀岡に日の岳城を築いたのは慶長4年(1599)でしたが、平戸港と鏡浦のため、城と城下町との往来は渡船に頼っていました。寛文9年(1669)29代天祥(鎮信)がここに初めて木橋を架けたので、人呼んで幸橋といったといいます。以来この名は、石橋に改架された後も残されました。また、別名をオランダ橋ともいったのは、慶長14年(1609)平戸にオランダ商館が設置されて、石造建物が建築された時、その工事に関与した石工・豊前がアーチ式の技術を会得し、これを伝承した石工達が架けたからであるといいます。
交通アクセス
JR佐世保線佐世保駅から西肥バス平戸桟橋行きで1時間20分、平戸市役所前下車すぐ

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