一般社団法人 九州地域づくり協会
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三角西港 護岸/(旧)三角港                                         宇城市
港・岸壁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:熊本県宇城市三角町三角浦
       三角港
●完成年:1887年(明治20年)
●設計者:ルーエンホルスト・ムルドル(オランダ人)
●施工者:不明
●管理者:宇城市
●文化財指定等:国指定重要文化財、土木学会選奨土木遺産
●延長:730m
●高:6.36m
●石積は5分の勾配で面が50cm角の切石を根石から16段に積み上げ
●岸壁の頂部は延長1.8m、幅0.9m、厚さ0.5mの巨石を縦敷、横敷の交互に組み合せ

三角港内の水路



三角港内の水路

岸壁
遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
  三角西港は、熊本県宇城市の宇土半島先端にある港湾施設です。明治に入り、熊本に派遣されたオランダ人技術者ムルドルは、県令(知事)の大規模な港を築きたいという意向を受け、熊本市の百貫石港を視察しました。しかし、そこが大規模な築港に適さないことを見抜き、代わりに選び進言したのが、この三角西港です。
 明治17年5月に築港工事に着手し、約3年間の突貫工事の末、明治20年8月に開港しました。工事に当っては、大矢野島の飛岳から切り出した砂岩を材料に、埠頭や排水河川、橋などが造られ、背後に洋風の建物からなる街並みが形造られています。明治初期に国費が投じられて築港した3港のうち、現在も当時の施設が残っているものとしては、全国唯一の港湾史跡として内外でも高い評価をうけています。
 120年を経過した今日、殆んど損傷もなく、現在、なお、漁船等の繋留場として使用されています。現在の港湾計画の整備手法にとっても、極めて多くの示唆を与えてくれている港であり、今でも多くの土木技術者の興味を引くところでもあります。
 現在、熊本県では、地元の宇城市と協力して、西港の港湾遺跡の保存を柱に、周辺環境の整備・復元に取り組んでいます。


交通アクセス
●国道3号松橋バイパス宇土入口交差点より国57号にて享角方面へ車で約40分
●JR熊本駅からJR三角線乗継、終点三角駅下車、三角駅前よりバスで10分

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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