一般社団法人 九州地域づくり協会
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しもづるばし
下鶴橋                                     熊本県御船町
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:熊本県御船町大字滝尾字下鶴
       町道、八勢川
●完成年:1886年(明治19年)
●設計者:不明
●施工者:(石工)橋本勘五郎・橋本弥熊
●管理者:熊本県、御船町
●文化財指定等:町指定文化財
●橋長:71.0m
●橋幅:5.3m
●径間:27.3m
●拱矢:9.0m
●形式:石アーチ(凝灰岩)

上流から望む(全景)



親柱

車道路面

橋梁側面
遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
  下鶴橋は、熊本県御船町の八勢川に架かる石橋です。名石工橋本勘五郎、弥熊父子 によって明治15年10月から明治19年10月まで満4年間を費やして架設されました。橋本勘五郎、弥熊父子は、東京の二重橋や日本橋を始め、矢部の通潤橋や、御船橋など数多くの眼鏡橋を架設して天下にその名をうたわれた石工です。
 橋の基礎部分は、通潤橋でも組まれた熊本城の鞘石垣を応用しています。丸みを帯びた欄干と柱は、見事な石造りで、他の石橋同様120年間寸分の狂いもなく現在も美しい姿を誇っています。橋の長さは、十三間、幅は三間半、総工費2538円31銭厘を要したとあります。
 以来、熊本から矢部や宮崎県に通する主要道路の交通橋として、大いに郷土産業の振興に役立って来ました。しかし、時代の変転は、交通量の激増と交通機関の激変により、これまで堅固を誇ったこの石橋もついに役目を終え、隣接して新橋が架設されたあとは車両通行止となっています。
 この橋は、橋本弥熊が初めて架けた眼鏡橋としても有名です。酒好きの弥熊は、下鶴橋の親柱に「とっくり」と「さかずき」のシルエットを残しました。また、弥熊は、下鶴橋のたもとで一人の娘と出会い、この橋の見える地で幸せに暮らしたと言い伝えられています。そういう逸話に思いをはせながら渡ると、また、渡る楽しみが増す橋でもあります。


交通アクセス
九州自動車道御船ICより国道445号を矢部町方向に約6km車で約30分
熊本バス下鶴から徒歩約5分

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