一般社団法人 九州地域づくり協会
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いわもとばし
岩本橋
荒尾市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:荒尾市上井出岩本(関川)
●完成年:1863年(文久3年)
●設計者:
(石工)橋本勘五郎(推定)
●施工者:
(石工)橋本勘五郎(推定)
●管理者:荒尾市
●文化財指定等:熊本県指定有形文化財
●石アーチ橋
●全長:32.7m
●幅:3.4m
●高さ:7.4m

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 江戸時代の岩本番所が廃止された後、関川に架けられた石造眼鏡橋です。江戸時代は三池往還の肥後と筑後の藩境にあたり、藩関所が置かれた交通の要衝となっていました。橋は、阿蘇溶結凝灰岩の切岩を二重に築いて造られており、学問的にも貴重な様式といわれています。欄干に種々の装飾彫刻があり、特に西側外面の菊花紋の陽刻は有名で、皇居の二重橋をはじめ数々の名橋を建造した八代の名匠、橋本勘五郎の作と伝えられています。
熊本県の石橋としては後年の架橋で、そのため美しく、工夫も施され、なにより保存状態が良いのが特徴です。
周辺は公園化されており、駐車場や野菜直売場などがあり、家族連れなどが弁当を広げたり、散歩を楽しむ姿も見られています。
交通アクセス
九州自動車道南関ICから南西に車で30分
JR鹿児島本線荒尾駅から東に車で10分

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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