一般社団法人 九州地域づくり協会
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さんのうばし
山王橋
竹田市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:大分県竹田市飛田川坂折
●完成年:1907年(明治40年)
明治45年に高欄・親柱
●設計者:不明
●施工者:不明
●管理者:不明
●文化財指定等:竹田市指定有形文化財
●橋長:56.0m
●橋幅:3.0m
●径間:17m(3連)
●拱矢:6.0m
●形式:石アーチ(凝灰岩)

全景


記念碑

車道路面

遠景
遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 山王橋は、明治38年の日露戦争の祝勝を機に、地元竹田市飛田川の工藤虎彦らによって企画された稲葉川に架かる石橋です。完成目前の明治39年6月に、一度、大洪水で流失しましたが、ただちに再工事にかかり完成にこぎつけました。完成当時は、高欄の無い橋でしたが、5年後の明治45年に高欄が取り付けられました。
竹田市近辺の橋は明治後半から昭和初めまでに架けられた比較的新しい石橋が多く、その中では一番古い石橋です。右岸寄りのアーチの要石には、珍しく親子の名 (佐藤タズ・佐藤今朝男)刻まれています。資金を提供した親子を記念したものとされていますが、詳細は不明です。
市内の歩車道で最も長いこの3連アーチ式の石橋は、現在も生活道路として使用されています。上流側にある水流の強さを和らげる水制工が丸みを帯びているのが特徴で、美しい流れを見せています。近くには遊歩道もあり、ゆっくりと眺めることができます。
交通アクセス
国道57号大分より熊本に向い竹田市内にて飛田川信号を右折します。県道638号線久住方面に行き、約1.5kmで左手に見えてくる。

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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