一般社団法人 九州地域づくり協会
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はらじりばし
原尻橋
豊後大野市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:大分県豊後大野市緒方町原尻
●完成年:1923年(大正12年)
●設計者:大分県技師 中島啓文
●施工者:石工: 川野茂太郎
●管理者:大分県
●文化財指定等:
●橋長:73.0m
●橋幅:3.70m
●径間:13.0m(5連)
●形式:石アーチ

上流から望む(全景)


路面の状況

親柱
遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 原尻橋は、日本の滝百選のひとつ「原尻の滝」のすぐ上流にある5連アーチの橋です。緒方橋、鳴滝橋とともに、町を代表する3大石橋の一つといわれています。
田園の中に溶け込んだ、美しく堂々たる姿は、大正時代から変わりなく、川面に「ふるさと」の風景を映し出しています。橋下の原尻川はこの周辺特有の川底をしており、それもこの橋を楽しませる一つの要素となっています。
当時の設計図を見ると寸法は呎(フィート)・ 吋(インチ)で表示されており、県の中島啓文技師の設計です。工事中に、右岸側が一部崩落し、積み直したということです。高欄の束石に、寄付者の氏名と金額を刻んであるのが珍しく、131本の石柱に、131人の名前が刻んでありますが、このような土木工事に、これだけ多くの人の寄付があったというのも、驚きです。
石橋の上は舗装され、現役の橋として活躍しています。
交通アクセス
県道7号線沿いにある道の駅「原尻の滝」から約700mほどのところ

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