一般社団法人 九州地域づくり協会
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らかんじはし
羅漢寺橋
中津市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:大分県中津市本耶馬溪町大字曽木
跡田川
●完成年:1920年(大正9年)
●設計者:不明
●施工者:竣工 永松昇、石工 松田新之助
●管理者:不明
●文化財指定等:県指定有形文化財
●橋長:89.0m
●橋幅:4.5m
●径間:26.25m(3連)
●拱矢:4.6m
●形式:石アーチ

山国川から望む(全景)


山国川から望む

解説板
遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 羅漢寺橋は、本耶馬渓町の名勝犬走りの上流約150mのあたりに架かる雄大で、しかもスマートな石橋です。旧耶馬渓鉄道羅漢寺駅から古刹羅漢寺への参道橋でもあったため、煌々と電灯をつけての夜間工事が珍しく見物人も多かったといわれています。
この橋の特徴は、脚径間と高さの割合が5.0という非常に扁平なことで、それだけに応力調節が難しく、架設も困難をきわめたようです。結果として、規模壮大な3連アーチの見事な橋が出現しました。橋脚が長く優美で、しかも重量感と安定感があり、山国川の激流に耐えてきた男性的なこの橋が、その苦心の完成までには、2回にわたる崩壊がありました。
現役の石橋で、欄干・橋桁等、今も健在です。河原に下りる石段も完備していますので、橋を下から鑑賞できます。
交通アクセス
馬渓橋より国道212を中津(青洞門)方向に約3km。

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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