赤松橋は、別名めがね橋とも言われ、当時の国道35号、現在の国道10号の八坂川を跨いで架設された橋長47mの2連の石アーチ橋です。この近辺は、宇佐市院内町をはじめとして石橋の多い地方ですが、日出町にとっては、唯一の石橋です。
厳寒の中の工事で、コンクリートの養生方法など十分な知識がなかったこともあり、多量のコンクリートが、河床に捨てられそのまま固まっているといいます。工事は、中断を命ぜられる等があり、工期も遅延し、請負人都留茂一は違約金2,910円を徴され、落札額8,500円を大幅に上回る13,500円の支出を余儀なくされています。
大分県内の石橋の中では、皇居二重橋に最も良く似た橋です。この橋には、橋脚に「付け柱(角柱)」を設け、橋名板を設置している他、親柱の外側には、袖高欄を設置するなど、重厚さを強調した石橋になっています。現在は 近くにある新道にその役割を譲っています。 |