一般社団法人 九州地域づくり協会
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(はい)くどだにずいどう
(廃)久戸谷隧道
竹田市
トンネル

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:大分県竹田市竹田 人道
●完成年:1874~1887年(明治7~20年)
●設計者:不明
●施工者:不明
●管理者:竹田市
●文化財指定等:竹田市指定有形文化財
●技法:素掘り・焔硝割の技術も加わっている。
●全長:109.00m途中でくの字に屈折する。
●幅員:2.10m人、馬車道用。
●高さ:2.80m・剥落は少ない。
●特色:幅員、高さは一定でない。
一部に三和土舗装が施されている。

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 久戸谷旧隧道は、主要地方道竹田・高千穂線の現久戸谷トンネルに平行するように存在していて、人、馬車道として明治6年(1873年)の開削出願によって進められた事業により構築されています。また、この地域では、この隧道の外に同時代に12箇所の掘削の報告がされているが、何れも度重なる改修や自然崩落、あるいは新隧道の掘削などで当初の姿を失っているので、この隧道は、開削方法の推定可能な施工跡(焔硝割工法や先進導坑)が残る最古のものとして、この地域の貴重な文化遺産となっています。
なお、この隧道は、直入郡誌第二十四によれば、明治26年(1893年)に久戸谷新隧道が完工したためその役目を終えており、現在では更に大断面の久戸谷トンネルが構築されていることから、この山には旧隧道、新隧道、現トンネルと3世代にわたる歴史が残っていることになります。
交通アクセス
JR豊肥本線豊後竹田駅から徒歩で約10分(大分地方検察庁竹田支部付近)

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