一般社団法人 九州地域づくり協会
  先人の知恵と工夫を学ぶ土木遺産紹介のページです

トップページです。
県別の地図、リストより探せます。
土木遺産特集
土木遺産関連冊子
関連サイトのリンク集です。
ご意見・問合せはこちらまで。
(はい)みいがたにばし、(はい)まつかぶばし、(はい)とうげばし
(廃)箕ヶ谷橋,(廃)松株橋,(廃)峠橋
臼杵市、佐伯市
橋梁

image134

所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:大分県臼杵市野津町、
佐伯市弥生大字尺間 一般道
●完成年:1897年(明治30年)
●設計者:ドイツ人技師
●施工者:不明
●管理者:臼杵市、佐伯市
●文化財指定等:市指定有形文化財(箕ヶ谷)
【箕ヶ谷橋】
●形式:畳石によるセリモチ式桁橋
●橋長:2.4m
●橋幅:5.0m
●高さ: 2.5m

【松株橋】
●形式:畳石によるセリモチ式桁橋
●橋長:2.5m
●橋幅:5.0m
●高さ:2.6m

【峠橋】
●形式:畳石によるセリモチ式桁橋
●橋長:2.5m
●橋幅:5.0m
●高さ: 2.5m

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 明治20年に、現在の国道10号とほぼ同じルートで小倉・大分間は国道35号、大分以南は国道36号になりました。このうち、中ノ谷峠付近は、明治20年後半から30年代初めに、当時の国道36号の新設で開削されたもので、ニガキ台山地の中腹を通り、旧野津町・弥生町の峠(標高265m)越えのルートで「なかぬ谷峠」と呼ばれた難所でした。幅員も狭いうえにカーブが多く大型車両だけでなく、小型車の通行も容易でありませんでした。いくつもの沢があるため、橋が必要で宇藤木橋(石橋)をはじめ手の込んだ桁石橋(セリモチ式桁橋)が架設されています。
セリモチ式桁橋は, ドイツ人技師の設計によるもので、中ノ谷峠(町界)より旧野津町(現臼杵市)側に 箕ヶ谷橋(みいがたにばし)、旧弥生町(現佐伯市)側に峠橋、松株橋の合計三橋が架設されています。写真に示すように上部に桁石を並べ、それを支えている持ち出し桁が三段に積まれ、上部道路面までの壁を厚くして、その重圧で持ち出し桁は迫り合い、持ち合い堅固な石組みになっています。 
交通アクセス
中ノ谷峠を越え、すでに臼杵市野津町へ入って、中ノ谷橋から更に約1.1Km進んだ地点

Googleマップへリンク(廃)箕ヶ谷橋

Googleマップへリンク(廃)松株橋

Googleマップへリンク(廃)峠橋

※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

Copyright (C) 2014 Kyushu Chiikizukuri Kyoukai. All Rights Reserved