一般社団法人 九州地域づくり協会
  先人の知恵と工夫を学ぶ土木遺産紹介のページです

トップページです。
県別の地図、リストより探せます。
土木遺産特集
土木遺産関連冊子
関連サイトのリンク集です。
ご意見・問合せはこちらまで。
なかたにトンネル
中ノ谷トンネル
臼杵市
トンネル

image147

所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:大分県臼杵市野津町大字垣河内、佐伯市弥生大字尺間
●完成年:1963年(昭和38年)
●設計者:日本道路公団(当時)
●施工者:日本道路公団(当時)
●管理者:国土交通省佐伯河川国道事務所
●文化財指定等:
●延長:895.7m
●幅員:8.8m
●形式:在来山岳トンネル工法

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 昭和38年(1963年)に中ノ谷トンネル経由で開通した現在の国道10号は、昭和48年(1973年)6月まではトンネル区間は有料(当時の日本道路公団による施工と管理のために)でした。
それより以前では、明治20年(1887年)頃に現在の国道10号とほぼ同じルートで小倉~大分間は国道35号、大分以南は国道36号が幹線道路として存在しており、明治20年代後半から30年代初めに懸けてこれらの道路改良が始められています。
中ノ谷峠を通っていた旧国道は、当時の国道36号を改良或いはルート新設等によって開削された道路であり、地形急峻なニガキ台山地の中腹を通り、旧野津町・弥生町境の峠(標高265m)越えのルートで「なかぬ谷峠」と呼ばれた難所を通っており、幅員も狭い上にカーブが多く、大型車両だけでなく小型車両の通行も容易でなかったと言われています。
このような状況を改善するために、昭和38年に現在の中ノ谷トンネル(延長895.7m)が日本道路公団により構築されました。そして、その後の急速な道路交通の増加にも対応して来たことになります。
交通アクセス
JR日豊本線直見駅から車で約20分

Googleマップへリンク

※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

Copyright (C) 2014 Kyushu Chiikizukuri Kyoukai. All Rights Reserved