一般社団法人 九州地域づくり協会
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ちかどはし
近戸橋
臼杵市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:大分県臼杵市乙見
●完成年:1893年(明治26年)
●設計者:不明
●施工者:(石工)釘宮八重蔵・足立三代蔵・
芦刈倉蔵
●管理者:臼杵市
●文化財指定等:臼杵市指定文化財
●橋長:26.7m
●幅員:5.4m
●支間:23.7m(1連)
●拱矢:11.14m
●形式:石アーチ

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 近戸橋は、藩道、間戸水車橋(現在は水没)に代わって、その下流に架けられた石拱橋で、乙見ダムの出来る昭和43年(1968年)までは、産業の交易はもとより、風連鍾乳洞と臼杵石仏を結んだ観光路線の使命も果たした橋でした。現在はその下流側に県道のバイパスが作られて新たな橋梁(PC橋)が架設されるとともに、その任を解かれて静かに偉容を残しています。ダムの満水時には、その姿が湖面のさざ波に隠れ、渇水時は湖底から見上げると天中に描く虹の如くに、天端クラウンの薄い石橋が鮮やかに美しく浮かんで見えます。
橋の請負人堀太市は私財を投じ、責任を貫徹したことに、身を殺して大義をなした人として後世まで賞賛されています。また、左岸上流側の壁石は、昭和初期に積み直しており布積みとなっています。要石の上、橋面までの土被りの厚さは石一本程度であり、橋の美観を際だたせています。
交通アクセス
一般国道10号犬飼久原交差点より6.5km下り、県道204号線に入ります。(1.6kmほど行くと)郵便局を左折し、八里合神社を通り過ぎ、500mほど

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