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いかだばめがねはし
筏場眼鏡橋
日田市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:大分県日田市高井町
●完成年:1806年(文化3年)
●設計者:不明
●施工者:旧日田郡竹田村の石工(久治・五郎吉)
●管理者:国土交通省
●文化財指定等:大分県指定有形文化財
●橋長:9.0m
●幅員:2.5m
●径間:7.8m(1連)
●形式:石アーチ

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 筏場眼鏡橋は、日田市街を西に出外れた高井町で、筑後川に合流する内川野川の流末付近にあります。江戸時代の文化3年(1806年)に架けられたこの橋は、大分県内で現存する最も古い石造アーチ橋です。
現在橋の高欄は失われていますが、橋体の保存状態は良く残っており、全長9m、橋幅2.5m、高さ6.4mのきれいな半円形を描いています。
旧上野村安心院家の文書の中には、当時筑後街道の整備を行っていた代官羽倉権九郎にあてた工事請負証文が残っています。それによれば、高瀬筋の庄屋たちが、日田郡竹田村の石工久治と五郎吉に依頼し造ったもので、この橋を架けるのに、延べ400人の人手と石材90本が使われたことがわかります。
江戸時代の重要な通行路であった筑後街道の様子を偲ぶことができ、夜明の小月橋(おづきばし)とともに当時の建築技術の高さが伺われます。
交通アクセス
筑後鉄道軌道橋から国道210号を2.3Km西進。

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