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みみつはし
美々津橋
日向市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:宮崎県日向市幸脇~美々津
県道、耳川
●完成年:1934年(昭和9年)
●設計者:増田 淳
●施工者:高田鉄骨橋梁製作所
●管理者:宮崎県
●文化財指定等:日向市有形文化財、土木学会選奨土木遺産
●橋長:168.7m
●幅員:7.6m
●径間:17.8m+2×64.4m+17.8m
●形式:上路スパンドレルブレースト鋼アーチ
●下部工:鉄筋コンクリート
●基礎工:杭、井筒

全景


遠景

路面

親柱
遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 美々津橋は昭和戦前期の鋼スパンドレル・ブレーストアーチとして国内最大スパンの橋です。昭和9年当時の幹線道であった国道3号(現・国道10号)は耳川によって寸断されていたため、本橋の竣工は県民の悲願でもありました
美々津橋は、戦時中には供出のため高欄は撤去され、また、終戦後にも塗装もされず、危険な状態でした。このような中、進駐軍の命令で全国的な砂利道修繕や鋼橋塗装事業が行われましたが、宮崎県の事業第1号が美々津橋です。県工事として、高欄もその後やり直しとなり、また、プレキャストの鉄筋コンクリート版が用いられました。
近くにある昭和42年に完成した、4径間連続PC箱桁の「美々津大橋」ができるまでは「美々津橋」が国道10号の橋でしたが、今は県道としての役割を担っている堂々たる2連アーチの大橋です。
交通アクセス
●日向市内から約10km、車で15分
●JR日豊本線の美々津駅から車で10分

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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