かみしいばだむ 椎葉村 所在地・完成年等 施設の形式・諸元 ●所在地:宮崎県椎葉村下福良 ●完成年:1955年(昭和30年) ●設計者:九州電力 ●施工者:鹿島建設、間組、熊谷組、奥村組 ●管理者:九州電力 ●文化財指定等: ●用途:発電 ●堤高:110.0m ●堤長:341.0m ●堤体積:390,000立方メートル ●総貯水量:91,550,000立方メートル ●有効貯水量:76,000,000立方メートル ●形式:アーチ式コンクリートダム 遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など) 上椎葉ダムは、日本で最初の大型アーチ式ダムであり、全長341m、高さ110mで宮崎県椎葉村に築かれました。工事は困難を極めたと言われます。その甲斐あって北九州の工業地帯に電力を供給し、戦後の産業復興に貢献しました。 105名に及ぶ犠牲者を悼む記念碑がダムサイトの丘にあります。地質不良で建設位置が変更になり、台風や豪雨で洪水も発生するなど工事は思うように進みませんでした。着工から5年の歳月と延べ500万人の労働力が投入され、1955年(昭和30年)にようやく完成に漕ぎつけました。記念碑の追悼文には「在天の霊よ願わくばわれわれの微意を了とされ、殉職者諸兄姉の心血凝って成った偉業の成果をしずかに見守って下さい。」と刻まれています。 交通アクセス JR日豊本線日向市駅からすぐの都町から宮崎交通バス上椎葉行きで2時間20分、終点下車、タクシーで15分 Googleマップへリンク ※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。