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まくらざきにしぼうはてい・あげがんぺき
枕崎港西防波堤・荷揚岸壁
枕崎市
堤防

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:鹿児島県枕崎市(枕崎港)
●完成年:1918年(大正7年)
~1937年(昭和12年)
●設計者:不明
●施工者:不明
●管理者:枕崎市
●文化財指定等:
●港湾面積:76,800平方メートル
●形式:石防波堤・雁木
●雁木13段以上

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 枕崎港西防波堤(及び南防波堤)は、明治末期における漁船の大型化に伴い、漁港施設として防波堤の必要性が叫ばれ、1910(明治43)年から計画に着手し、1914(大正3)年から工事に着手、1918(大正7)年に竣工(延長530m)しました。工費18万円を費やしました。現在、西防波堤の巻石積みがほぼ原型と思われる形で綺麗に残っています。断面頂部の円弧曲線、堤体のカーブが美しい。また、新設防波堤下部(海面付近)には旧防波堤らしき石積み基礎部が相当延長残存しています。
一方、防波堤完成後、漁船の接岸に必要な岸壁がなかったため、漁獲物の水揚げは砂浜を経由しており、荷揚用の岸壁の構築が望まれていました。そこで、1932(昭和7)年から2年間で石造りの階段式護岸が荷揚用岸壁として整備されました。現在、中央部付近は小舟の係留に使用されていますが、現存部分はほとんど創建当時の状況にあり、石積みの特徴がよく現れています。
交通アクセス
JR指宿枕崎線の枕崎駅まで徒歩で約10分。西防波堤 花渡橋バス停より1,100m、荷揚岸壁 中央通りバス停より450m

Googleマップへリンク(枕崎港西防波堤)

Googleマップへリンク(枕崎港荷揚岸壁)

※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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