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おおたはつでんしょ とどろき(どうすい)ずいどう
大田発電所 轟(導水)隧道
日置市
トンネル

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:鹿児島県日置市伊集院町大田
●完成年:1908(明治41年)
●設計者:不明
●施工者:不明
●管理者:九州電力
●文化財指定等:土木学会選奨土木遺産
(轟隧道)
●延長:44.9m
●形式:水路トンネル(石ポータル)

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
 大田発電所(旧名:島津発電所)は、1904(明治37)年水利用許可を受け、1908(明治41)年に島津家の自家用発電所として運転を開始し、15km離れた島津家の営む串木野神岡鉱山に電気を供給していました。神之川の大田ダムより取水した発電用の水は、水路や2つの沈砂池を経て、導水トンネル(轟隧道)を通り、ヘッドタンク・発電施設へと至ります。導水トンネル(轟隧道)の出入口の壁面は切石積みで、石造アーチトンネルの一部が確認できます。壁面の両側には壁柱が、上部には笠石が配置され、頂部には島津家家紋の「くつわ紋」(丸に十の字)が彫られた屋根型の壁面が配置されています。出入口の壁面には石造扁額も残されており、入口側の扁額には「轟隧道」の文字が彫られています。
交通アクセス
JR鹿児島本線の伊集院駅まで車で約5分。大田大橋下バス停より 600m

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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