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まきのちくようすいのすいろきょう
牧野地区用水の水路橋
                                      志布志市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:鹿児島県志布志市志布志町
二級河川安楽川水系 花房川
●完成年:1917(大正6)~1922年(大正11年)
●設計者:井久保喜次郎
●施工者:井久保喜次郎
●管理者:志布志市?
●文化財指定等:旧志布志町指定有形文化財
●延長:57.9m(架橋部分27.1m)
●支間:約5m(5連)
●4本の石造橋脚、橋脚高6.75~9.95m
●形式:石積み橋脚、RC桁(連続、石橋脚)

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
  安楽川の上流曽於市末吉町南之郷高岡口から取水した農業用水を牧野地区に供給するための水路が花房川を跨ぐために架けられた水路橋です。水路は幅0.9m、深さ0.7mのコンクリート造で、橋台及び橋脚は石造です。なかでも橋脚は、高さが6~10m程度あり、河床から先端部へ順次細くなっている姿は壮観です。石積みは空積みで、特別な補強跡は見受けられません。創建後80年が経過し、特に大きな損傷もなく、保存状態は良好です。最近、下流側に水路橋が新設され、旧水路橋はその役目を終え、大切に保存されています。地域灌漑の歴史を伝える貴重な文化遺産といえます。
交通アクセス
JR日南線の志布志駅まで車で約30分。吉原入り口バス停より700m。

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