一般社団法人 九州地域づくり協会
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やましたすやかわあんきょ
山下須屋川暗渠
                                      湧水町

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:鹿児島県姶良郡湧水町般若寺地内
JR肥薩線(真幸-吉松間)
●完成年:1909年(明治42年)
●設計者:不明
●施工者:不明
●管理者:JR九州
●文化財指定等:
●延長:59.8m
●内幅:3.66m×1連
●煉瓦4重巻(厚47㎝)半円形  内高3.5m
●形式:煉瓦拱渠(石ポータル)

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
  肥薩線が山下須屋川を跨ぐために造られた暗渠である。土被りが厚いため、暗渠の長さは沿線の暗渠で最長(特殊事由のある丸池湧水暗渠を除く)である。暗渠内部および上下流部の河床は丹念に敷き詰めた敷石で、上下流部両岸は緻密に積まれた石積み護岸で保護されている。暗渠のある山下須屋川の上流域は相当な傾斜地で、洪水時に流下する土石が多く、上流域河床には巨岩が転々とし、右岸の護岸はえぐり取られ、高い崖の地山が剥き出しになっている。また、暗渠内部の護床敷石も各所で剥がされ、下流部右岸の石積み護岸にはコンクリートの補強が施されている。
このような危険なところにあるにもかかわらず、暗渠の上下流面や内部は大きな損傷も受けておらず、保存状態は良い。
交通アクセス
JR肥薩線の吉松駅まで車で約5分。ゆったり館バス停より2.1km。

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※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。

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