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にしだはし
西田橋

            鹿児島市

橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:鹿児島県鹿児島市浜町地内(石橋記念公園) 県道鹿児島東市来線(移設前)
●完成年:1846年(弘化3年)
(移設復元施工:1999(平成11)年)
●設計者:岩永三五郎
●施工者:岩永三五郎(移設復元施工:鹿児島県)
●管理者:鹿児島県
●文化財指定等:県指定有形文化財
●橋長:49.5m
●幅員:6.2m
●支間:11.7、10.1m(4連)
●拱矢:4.3m、3.6m
●形式:石アーチ

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
   鹿児島市西田町の甲突川に架けられていた石造アーチ橋である。九州街道の道筋にあって、参勤交替を始めとして、島津公が渡るのは常にこの橋であった。本橋は、橋長49.5m、幅員6.2m、肥後の石工・岩永三五郎の手による甲突川五石橋のひとつで、1846(弘化3)年に架けられ、1953(昭和28)年に県指定文化財(建造物)に指定されました。甲突川五石橋は、創建以来、社会環境の変化に伴い幾つかの改修を受けながら、現役として供用されてきましたが、1993(平成5)年8月6日の集中豪雨による洪水で2橋が流出し、残る3橋は河川改修に合わせて移設復元して保存することになりました。西田橋は明治43年に大規模な橋面縦断の改修工事が行われていましたが、工事以前の姿が史料や写真から推定できたため、創建時の姿を基本に復元が行われました。
西田橋は参勤交代の道筋にあって城下の表玄関としての役割を持っていたため、擬宝珠高欄を用いるなど、随所に豪華かつ繊細な加工が施してあります。
交通アクセス
JR鹿児島本線の鹿児島駅まで車で約5分。石橋記念公園前バス停すぐ。

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