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たまえはし
玉江橋
                                     鹿児島市
橋梁

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所在地・完成年等 施設の形式・諸元
●所在地:鹿児島県鹿児島市祗園之洲町(祗園之洲公園) 市道玉江橋線(移設前)
●完成年:1849年(嘉永2年)
●設計者:岩永三五郎
●施工者:岩永三五郎(移設復元施工:鹿児島市)
●管理者:鹿児島市
●文化財指定等:
●橋長:50.7m
●幅員:4.0m
●支間:11.6m、10.8m(4連)
●形式:石アーチ

遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など)
  鹿児島市伊敷町の甲突川に架けられていた石造アーチ橋です。甲突五橋のうち一番上流にあり、最後の1849年(嘉永2年)に石工・岩永三五郎により架けられた本橋は、橋長50.7m、幅員4.0m、中央の2連が支間11.6m・拱矢4.9m、両岸2径間が支間10.8m、拱矢3.4mである。城下町郊外で通行量も少なかったため橋幅も一番狭く、また他の石橋に比べると建設費も格段に少なく、造りもやや粗末なことなどから実用橋として利用されていたと考えられる。他の甲突川五石橋と違い、比較的近年(昭和30年代後半)に至るまで創建時の形状を留めていたと判断されたため、復元に当たっては改修跡、変状跡については写真や周辺部分、類似部分から創建時の形状(創建時より昭和30年代初期までの形)を推定、復元された。
玉江橋は唯一文字の彫られた親柱が現存していたことと、不規則な形状の石が配置されていた橋面敷石が特徴的である。
交通アクセス
JR鹿児島本線の鹿児島駅まで車で約5分。祗園之洲公園前バス停すぐ。

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