有明海の潮汐干満にも活動する港 | |||
---|---|---|---|
|
|||
所在地・完成年等 | 施設の形式・諸元 | ||
●所在地:福岡県大牟田市 三池港 ●完成年:1908年(明治41年) ●設計者:テムズ土木工学社 ●施工者:テムズ土木工学社 ●管理者:福岡県 ●文化財指定等:経済産業省近代化産業遺産 |
●延長:37.5m ●幅:20.12m(閘室なし) ●対象:船舶1万重量トン ●形式:レンガ閘門、単純合掌戸(鋼)五門 (補助水堰) |
||
![]() 三池港の閘門
|
|||
遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など) | |||
明治35年という近代土木の黎明期において整備された三池港には、今もなお、築港と閘門が、現役で稼動しています。 三池港閘門はドック式と呼ばれ、島原市への航路や有明海遊覧船の発着所も設けられ、その歴史的たたずまいを見せています。 干満の差が大きい有明海は、大型船の着岸が難しいため、同様の海象条件があるイギリスの技術にならい大型船が着岸できる閘門式の港が整備されました。 内港の水面は、潮汐の影響を受け干満を繰り返しますが、閘門内では、水深10.7mを保持するようになっています。 いずれも、厳しい自然条件を克服しての大工事であったと考えられ、港には、土木技術の先駆者の苦労が残る記念碑もあります。 |
|||
交通アクセス | |||
JR・西鉄大牟田駅より三池港へバス 分。 九州自動車道 南関ICより県道10号線にて大牟田市方面へ。唐船交差点左折、県道18号線、国道389号経由三川町-交差点を右折。 ※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。 |