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所在地・完成年等 | 施設の形式・諸元 | |||
●所在地:熊本県阿蘇郡小国町大字北里字西村 (廃)宮原線、縦木川 ●完成年:1939年(昭和14年) ●設計者:鉄道省熊本建設事務所 ●施工者:不明 ●管理者:不明 ●文化財指定等:(国登録有形文化財) |
●橋長:112.0m、単線 ●径間:20.00m(6連) ●形式:コンクリート中開アーチ橋 |
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全景
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遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など) | ||||
幸野川橋梁は、JR久大本線から分岐した廃線宮原線にある6連のアーチ橋です。連続するアーチが周囲の景観と融合して美しく、高さがあることもあり、独特の表情を見せてくれます。農村風景と美林が連続する小国らしい風景の中にこつ然と現れる灰色のアーチ橋は、中央の4つが直径20mの半円を描き、樅木川の清流や道路、水田を跨いでいます。 アーチ直径の大きさでは線区でも最大で、そこから覗く周辺の緑とマッチして独特の景観を作りあげています。また、アーチ間の壁に小アーチを連続させ、あたかも「透かし」のようなデザインで見る者を飽きさせません。このようなデザインは、強度や工法上の機能とは無関係と思われ、農村を貫く構造物に美観を持たせるためのデザインを見ることができます。 なお、当時は戦争準備のために極端な鉄不足であったために、コンクリートの中に鉄筋を入れる代わりに竹を入れたと伝えられており、いわゆる「竹筋橋」と言われる橋でもあります。 |
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交通アクセス | ||||
大分自動車道 九重ICから車で約60分 小国町役場から車で約15分 九州産交バス西村から徒歩約5分 ※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。 |