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所在地・完成年等 | 施設の形式・諸元 | |||
●所在地:宮崎県えびの市大字大河平字佐牛野 市道、有島川 ●完成年:1928年(昭和3年) ●設計者:不明 ●施工者:基礎部は飯野町建設業者 片平熊太郎、橋本体は鹿児島県日置郡串木野肥田佐兵衛 ●管理者:不明 ●文化財指定等:(国登録有形文化財) |
●橋長:58.2m ●幅員:2.4m ●径間:28.8m(3連) ●アーチ高:15.2m(橋面高:17.2m) ●形式:石アーチ(半楕円) |
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![]() 全景
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遺産の説明(社会的背景・歴史的・文化的価値など) | ||||
月の木川橋は、地元では「めがね橋」「太鼓橋」と呼ばれている石橋です。この橋は、川内川最上流の大平官行からJR吉都線えびの飯野駅までの約30キロのトロッコ軌道の一部として、熊本営林局により木材搬出用に造られたもので、石造3連アーチをもち、昭和3年に完成しました。 工法としては、木材でやぐらを組み、基礎部を造り、それに基づいて50センチ角の石を1個1個積み重ね、最後にアーチの一番真中に要石と呼ばれる五角形の石を組み込んで造られています。完成時点の最後に櫓をはずす時には1個の木を抜けば、すべての櫓が崩れるようにしてあったと云われています。中央アーチ部は、半径15.2m と大きく、特に、見応えがあります。工事は、鹿児島県串木野の肥田佐兵衛氏が請負、切石は、この有島川の上流の「土川」から木馬で運び出されたと言われています。 軌道は、昭和37年に廃止され、自動車が通るようになりましたが、現在は、安全上の理由で車両通行禁止となっており、歩行者だけが通れるようになっています。 近年、地域の方々が、村おこしのため紫陽花など植え、橋を訪れる人を和ませてくれます。 |
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交通アクセス | ||||
●えびのICより国道221号へ宮崎方面へ約3.5km車で10分 ●JR吉都線えびの飯野駅から徒歩30分 ※当情報は位置情報のみです。施設へのアクセスが危険な箇所もありますので安全性を確認して下さい。 |