MIYAZAKI 13
石氷橋
宮崎県小林市
せりだした橋台
川幅を縮め
廃道のまま保存されている
別名眼鏡橋
石氷橋(いしこおりはし)は、岩瀬川支流の石氷川に架かる橋です。
明治25年(1892)に木造でかけられ、その後、昭和18年(1943)年に現在の石造の太鼓橋となりました。2連アーチ橋で、橋長は25m、幅員は3.9m。水面に映る影が眼鏡に似ていることから、別名眼鏡橋とも呼ばれています。
すぐ横を現道の石氷橋が走り、廃道となっていますが、市の指定文化財として保存されています。
三角の水切りで
洪水に耐えてきた石橋
特徴的なのは、上流側の橋台と橋脚の先が、ともに三角になっています。これは「水切り」とよばれ、水流の抵抗を最小限にするために設計されたものです。
何度もの洪水にも耐え、戦前の架橋から、その姿を保ってきましたが、現在は通行止めとなっています。
DATA
所在地/宮崎県小林市北西方石氷
完成年/昭和18年(1943)
管理者/小林市
文化財指定等/市指定有形文化財
<施設の形式・諸元>
石造アーチ(2連)
橋長/ 25m 幅員/ 3.9m
高さ/約7m