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OITA 29

第四小田無隧道

大分県竹田市 一般道

丘陵の岩盤層を穿ち
町を繋いだ4 つの隧道

多くのトンネルで繋がる
レンコンに喩えられる竹田市

阿蘇溶岩の丘陵に囲まれている竹田市は、多くのトンネルで外部に繋がっているため「レンコン町」とも呼ばれています。
古地図などによると、現在、国道502 号に新小田無トンネルが通っている竹田市と旧緒方町(現豊後大野市)の境には、かって4 つの隧道が存在していました。

石積みの緒方側のポータル

蛍光灯にうかびあがる
素掘りの跡

そのうち、現在も使用されているのが、第四小田無隧道です。
大きな石積みの坑門は、緒方側では石積みのまま、竹田側ではコンクリートで補強されています。内部の大部分は素掘りのままで、蛍光灯が灯っています。他の三隧道の中で第一と第三は宅地造成のためなくなっており、第二については衛生センターの裏側に残り、現在では物置として利用されています。

素掘りの隧道内部

DATA

所在地/大分県竹田市 一般道

完成年/明治20 年以降(1887 以降)

管理者/竹田市

<施設の形式・諸元>

石・素掘りトンネル

延長/ 99.2m 幅員/ 3.5m

高さ/ 4.3m