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OITA 37

(旧)明治橋

大分県臼杵市野津町

現存する道路用鋼鈑桁橋として
国内で2 番目に古い橋

イギリスからの輸入材で
造られた鋼鈑桁橋

明治橋は、その名の通り明治35年(1902)の完成で、現存する道路用鋼鈑桁橋としては国内で2番目に古い橋です。
当時、石橋が主流の大分県で造られた鋼鈑桁橋としての明治橋は、鋼・コンクリート合成床版の日本最古のものと考えられ、イギリスからの輸入材を使い、製作・架設は、大阪鉄工所(現・日立造船株式会社)が行いまいした。

特徴的なスティフナー

特徴的なスティフナー
ボルトを使った鋳鉄の高欄

鋼材は一定以上の力が加わることで曲がってしまう恐れがあるため、局所的に力が加わる部分であれば補強材を入れ座屈を防ぐ必要があり、その補強材をスティフナー(Stiffener)といいます。
英国式の曲がったスティフナー鋼道路桁は、国内で現存、供用されているのは明治橋のみとなっています。また、イギリスからの輸入とされる鋳鉄の高欄は、100年前からボルトが使われ、現在は、ガードレール越しに見ることができます。
昭和36年(1961)、国道改良工事で新明治橋が上流側に隣接して造られてからは車の通行は禁止となり、歩行者専用となっています。

橋横の階段を降りると間近に見える構造