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OITA 42

中ノ谷トンネル

大分県臼杵市野津町大字垣河内、佐伯市弥生大字尺間

小倉-大分間を繋ぎ
難所中ノ谷峠を克服したトンネル

完成当初10年間は
有料だった国道トンネル

昭和38年(1963)に中ノ谷トンネル経由で開通した現在の国道10号は、昭和48年(1973)6月まで、トンネル区間は有料(当時の日本道路公団による施工と管理のため)でした。
それより以前は、明治20年(1887)頃に現在の国道10号とほぼ同じルートで小倉-大分間は国道35号、大分以南は国道36号が幹線道路で、古くから大野川流域および大分と,佐伯を結んできた重要な道でした。

トンネル内部

小型車輌さえ容易ではない
峠越えの難所を克服

しかし、風連(ふうれん)鍾乳洞の近くにある地形急峻なニガキの台(標高565.5m)の中腹を通り、旧野津町・弥生町境の中ノ谷峠(標高265m)越えのルート。幅員も狭い上にカーブが多く、小型車両の通行でさえ容易ではない交通の難所でした。
その地形克服のため、昭和38年(1963)に、現在の延長895.7mの中ノ谷トンネルが造られました。福岡県と大分県を結び、急速な道路交通の増加にも、大きく貢献してきたトンネルです。

DATA

所在地/大分県臼杵市野津町大字垣河内、佐伯市弥生大字尺間

完成年/昭和38年(1963)

設計者/日本道路公団(当時)

施工者/日本道路公団(当時)

管理者/国土交通省佐伯河川国道事務所

<施設の形式・諸元>

在来山岳トンネル工法

延長/895.7m

幅員/8.8m