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OITA 50

柳橋

大分県豊後大野市三重町伏野・清川伏野

彫刻された石の重厚感
昭和 20 年大規模改修のめがね橋

岡藩から延岡藩に通じる
幹線道路に架けられた橋

柳橋は、大正9 年(1920)、旧白山村(現・豊後大野市)が地元の寄付金とともに郡費補助を受けて村営工事で架設した石橋です。
この道路は中津無礼川に架かる、岡藩から延岡藩に通じる幹線道路でした。下流側にバイパス道路と共に新柳橋が架けられた今も、三重町伏野・清川伏野の生活道路として使用されています。

柳橋沿革の碑

石橋を巡る
名水百選の清流白山川ロード

石工は臼杵の川野茂太郎です。茂太郎が手がけた石橋は、大野川筋で40 を越えるといわれ、大正8 年(1919)に完成した、竹田市の明正井路第一拱石橋、大正11 年(1922)に完成した鳴滝橋などがあります。
白山川は、全国名水百選に選ばれた清流で、中津無礼川と奥畑川の総称です。柳橋は、川床に阿蘇溶結凝灰岩の柱状節理も見られ、5 ~ 6 月にはホタルが乱舞する白山川ロードの起点あたりで、川沿いを行くと轟橋やほげ岩など、数多くの石橋や史跡を巡ることができます。

中津無礼川に架かる轟木橋

DATA

所在地/大分県豊後大野市三重町伏野・清川伏野

完成年/大正 9 年(1920)

施工者/川野茂太郎

管理者/豊後大野市

<施設の形式・諸元>

石アーチ

橋長/ 28.4m 幅員/ 3.8m

支間/ 21.2m(1 連) 拱矢/ 7.6m