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OITA 55

北川ダム

大分県佐伯市宇目南田原

大分と宮崎の県境を跨ぎ
治水と発電を担うアーチダム

五ヶ瀬川水系を一本化した
北川総合開発事業

大分県佐伯市にある北川ダムは、一級河川五ヶ瀬川水系北川の洪水調節と発電を目的に、昭和37年(1962)8月に建設された多目的アーチ型コンクリートダムです。
北川・中岳川・市園川の合流点付近にあり、洪水調節の事業者は大分県、受益者は宮崎県と、県境を跨いで水系を一本化した北川総合開発事業により整備されました。宮崎県北部北川下流域の治水と電力を担っています。

唄げんか大橋

日本初のPC斜張橋
ダム湖に架かる唄げんか大橋

ダムで貯水された水は、宮崎県北川町椎屋地区の北川発電所で、最大25,100kwの発電を行った後、北川へと放流されます。
車での大分-宮崎の所要時間を約40分も短縮した国道326号、湖面橋の唄げんか大橋は、日本初のPC(プレストレスト・コンクリート)斜張橋で、100本のワイヤーが印象的な造形美。年期奉公に出た子守娘たちが、二組に分かれて唄をやりとりしたものが、宇目の民謡「唄げんか」となり、橋の名の由来となっています。
そのたもとには道の駅宇目。渇水期には、石造アーチ橋の田代橋が湖面に映るダム湖は、鯉やヘラブナ、ワカサギの絶好の釣場として知られています。

北川ダム湖

DATA

所在地/大分県佐伯市宇目南田原

完成年/昭和37年(1962)

設計者/大分県

施工者/梅林建設

管理者/大分県企業局

<施設の形式・諸元>

コンクリートアーチダム

堤頂長/188.3m 堤高/82m

堤体積/66,000㎥ 総貯水容量/41,000,000㎥

有効貯水容量/34,700,000㎥

流域面積/211k㎡ 湛水面積/200ha